後藤
患者: 山崎あゆみ
評価
B+
73
/ 100
1
良かった点
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1
多数の悩みを漏れなく整理する力乾燥・毛穴・たるみ・クマ・眼精疲労・フェイスライン・頭痛・首のシワ・肩こり・左右差・顎関節症・むくみ・食いしばり。これだけの悩みを一つ一つ丁寧にヒアリングし、時期・きっかけ・左右差・頻度まで確認。最終的なバックトラッキングも正確で、患者が「全部言えました」と答えている。
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2
顎関節症(マグカップ)のエピソードへの対応患者が「すごい恥ずかしいんですけど」と前置きしてマグカップの持ち手で口を大きく開けて顎関節症になった話をした際、「マスカット食べてっていう人とかもいるぐらいなので」と安心させ、「むしろ言っていただいてありがとうございます」と受容。恥ずかしい情報を出しやすくする対応が上手い。
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3
悩みの因果関係を言語化する力「左側にすごい理由が詰まってますね」と左側のたるみ・顎関節症・食いしばりの関連性を指摘。「噛むところの筋肉の硬さ」と「たるみ」の関係、「筋肉硬くなりすぎてたるむ」という逆の常識を分かりやすく説明し、ボトックスとの違いも比較して理解を深めた。
2
改善点
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1
未来像が「スッキリしたい」で止まっている「どうなったらいいな」に対して「少しでもスッキリ」→「嬉しいです、自信が出ます」で終了。山崎さんは出産後の体型変化・復職・仕事中の見た目への意識など、掘り下げるべき文脈が豊富にある。「スッキリして自信がついたら、仕事でどう変わりそうですか?」「人と会う時の気持ちはどう変わりそう?」と具体化すべき。現状「スッキリしたい」→「嬉しいですよね、自信が出ます」→ 次の質問へ改善例「スッキリした時、仕事中の表情って変わりそうですか?お客様と対面する時の気持ちは?」
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2
施術中の雑談が友人の近況・車の話にカナミさんとの連絡、車の購入(アルファード)、駐車場の話、旦那さんの体重など、施術の価値提供に繋がらない会話が続く。山崎さんは悩みが10個以上あるので、施術中に「今やっているのは特にこの頭痛とむくみに効くポイントです」など、多い悩みと施術の紐づけを説明するチャンス。
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3
「ご主人に相談」への対策が不足山崎さんが「一応主人に相談します」と言った際、「もちろんお願いいたします」で終了。相談が必要な場合は「どんな点をご主人にお伝えすると判断しやすいですか?」「資料をお渡ししましょうか?」など、クロージングを助ける準備をすべき。
3
次回への課題
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1
施術中に「悩みと施術ポイントの紐づけ」を伝える悩みが多い患者だからこそ、施術中の各アプローチが「どの悩みに効いているか」を伝える。「今この電気が左の顎関節の緊張を取っています。これがたるみとフェイスラインの改善に直接つながります」のように、施術の意味を患者に理解させる。
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2
2回目に向けて「ご主人への説明ポイント」を用意する「月額1,500円で通える」「育児中でも通いやすい頻度」「今の時期がベスト」など、ご主人を説得するための具体的なポイントを整理して2回目に伝える。もしくは要点をまとめたカードを渡すのも有効。
4
総合所見
4セッション中で最も多くの悩みを聞き取り、整理できたセッション。顎関節症の恥ずかしいエピソードへの受容力、左側に集中する原因の言語化、ボトックスとの比較説明など、専門家としての知識と共感力が光る。一方、悩みが多い患者だからこそ「未来像の具体化」と「施術中の価値ある会話」で差がつく。「ご主人に相談」というハードルが2回目にあるため、そこを越えるための準備を1回目の段階で仕込んでおくべきだった。