後藤
患者: 吉留美佳
評価
B
68
/ 100
1
良かった点
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1
育児中の患者への共感が自然「2-3時間ずつ寝たらいいかな」という細切れ睡眠の話、「子供の熱で顔が熱い」「パックしたら子供が泣く」といった育児あるあるに自然に共感。「いつもお疲れ様です」の一言が患者のガードを下げている。
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2
既存の関係性を活かしたラポール一の坂(前の職場)で面識があり、お互いの状況を知っている。「旦那さんにもよろしく」「GO TOさんですからね」など自然な会話で緊張感がない。施術者として信頼されている前提があるため、カウンセリングの導入がスムーズ。
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3
施術中の変化の伝え方「さっきは痛い気持ちって感じだったけど、痛いがない」「頭皮しっかり動くようになりました」と、患者自身が変化を自覚できる言葉掛けができている。頭皮の動きを基準にした具体的な説明が良い。
2
改善点
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1
関係性に甘えた雑談の多さ元同僚という関係から、一の坂のスタッフ近況・保育料の話・夫婦の話・出産エピソードなど、リラックス目的を超えた長時間の雑談が続く。特に出産エピソード(縫合の話等)は施術中のリラックスには不向き。患者との距離が近いからこそ、プロフェッショナルとしての情報提供に時間を使うべき。
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2
「30代ママに負けない」の深掘り不足吉留さんが「若いママ、30代ママに負けないように」と言ったのは強い動機。しかし「すごくいいじゃないですか」で終わり、「保育園の送り迎えの時に自信を持ちたい?」「ママ友との集まりで?」「写真に写る時?」など具体的な場面まで掘り下げていない。現状患者「30代ママに負けないように」→「すごくいいじゃないですか」→すぐ「逆にやらなかったら?」へ改善例「30代ママに負けないって、具体的にどんな時に一番感じたいですか?お迎えの時?写真撮る時?」→ 場面を具体化
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3
料金の話を先にしすぎている施術後のアフタートークで「6月から値下げ」「8,000円ぐらい」「針だけだと4,400円」と具体的な金額を出している。モニター1回目の段階で金額を詳細に伝えると、2回目のクロージングでの価格提示のインパクトが弱まる。「次回特別なプランをご用意しています」で留めるべき。
3
次回への課題
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1
施術中は「育児ママ向けセルフケア」を伝える時間にするパックができない・化粧水を塗る暇がない吉留さんに対して、「30秒でできる朝のケア」「抱っこ中にできる首ストレッチ」など、育児中でも実践できるセルフケアを施術中に教える。雑談より遥かに価値があり、「この人に通いたい」という信頼につながる。
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2
2回目のクロージングまで金額は伏せる1回目で具体的金額を出さず、「次回ご用意するプラン、きっと驚くと思いますよ」と期待感を残す。2回目で「育児中でも通いやすい」文脈と合わせて提示する方が効果的。
4
総合所見
育児中の患者への共感力は高く、既存の関係性を活かしたリラックスした空気は作れている。ただし、親しさゆえに「友人との会話」になってしまい、プロフェッショナルとしての価値提供の時間が削られている。吉留さんは「30代ママに負けたくない」という明確で強い動機を持っており、ここの深掘りと2回目のクロージングへの接続が最大の改善ポイント。また、1回目で金額を詳しく出しすぎた点は次回以降意識して修正すべき。